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株式会社トクヤマ4043)の決算・業績分析

株式会社トクヤマの2026年有価証券報告書をAI分析。売上高3,495億円(+1.9%)。営業利益382億円。化学

目次
SUMMARY — 業績サマリー

株式会社トクヤマ2026年度 業績サマリー

株式会社トクヤマ(証券コード: 4043)の2026年度決算・業績分析。売上高は3,495億円(前年比+1.9%)。営業利益は382億円(前年比+29.1%)。純利益は222億円(前年比-5.1%)。有価証券報告書を基に、業績変化の要因・リスク・見通し・セグメント構成を AI が分析しました。

株式会社トクヤマの従業員数(提出会社単体)は2,593人、 平均年収は732万円、平均年齢41.44歳、平均勤続年数16.95年です。平均年収は有価証券報告書の提出会社(単体)ベースで、持株会社の場合はグループ全体の平均と大きく異なることがあります。

株式会社トクヤマ2025年度 注目ポイント

※ 直近の2026年度XBRLデータは取込済みですが、AI分析は2025年度の10-Kを対象としています。

  1. 第161期は、売上高が前年同期比2.6%増の343,073百万円に推移しました。
  2. 経常利益は、前年同期比10.4%増の29,588百万円と改善しました。
  3. 純資産額は、前年同期比6.9%増の273,858百万円となりました。
  4. 自己資本比率は、48.0%から54.9%と改善しました。
  5. 株価収益率は、前年同期比で2.3ポイント低下し、8.58倍となりました。

株式会社トクヤマの売上高変化の要因

  • 半導体向け多結晶シリコンの販売数量増加
  • ICケミカル収益改善
  • 乾式シリカ製造コスト低減
  • 欧米を中心とした歯科充填用コンポジットレジンの需要拡大
  • 水素関連事業の成長
  • 半導体関連製品の堅調な販売
  • 電子先端材料セグメントの大幅な増益

株式会社トクヤマの営業利益変化の要因

  • 半導体関連製品の販売が堅調に推移
  • 製造コストの改善が進んだ

株式会社トクヤマの事業リスクと対応

気候変動による炭素コスト増加

対応: インターナルカーボンプライシング導入による影響の見える化

顧客調達方針の変化による事業への影響

対応: 環境領域での新たな事業機会の検討

金融・投資会社の方針変更による資金調達への影響

対応: リスクと機会を織り込んだ中期経営計画2025策定

株式会社トクヤマの今後の見通し・業績予想

## 中期経営計画2025の要点 事業ポートフォリオの転換: 成長事業である「電子」「健康」「環境」分野への投資を強化し、連結売上高比率を2025年度に50%以上、2030年度には60%以上に引き上げる。 [P.1] 重点課題: - 事業ポートフォリオの転換 - CSR経営の推進 [P.1] 成長事業: - 電子: ベトナムでの半導体用多結晶シリコン製造販売子会社設立、マレーシアでOCIグループと共同で半製品生産を行う。 [P.2] - 健康: 株式会社トクヤマデンタルの歯科充填用コンポジットレジンの需要拡大に対応するため、鹿島工場に新棟を建設し、供給能力を増強。 [P.2] - 環境: 北海道における太陽光パネルのリサイクル事業を開始、バイオコーク技研株式会社と共同で水素化マグネシウムの製造販売を開始。 [P.2] 数値目標: - 連結売上高比率を2025年度に50%以上、2030年度には60%以上に引き上げる。 [P.1]

株式会社トクヤマの配当金・配当利回り推移(直近5年)

有価証券報告書ベースの1株当たり配当金(DPS)、配当性向、EPSの年次推移。

年度1株配当(円)配当性向EPS(円)
2026年度109.8835.6%308.64
2025年度94.8729.2%325.08
2024年度69.8928.3%246.72
2023年度69.8653.7%130.15
2022年度69.8317.9%389.09

株式会社トクヤマの役員一覧(取締役・執行役員)

最新の有価証券報告書に記載されている役員(上位10名)。

役職氏名所有株式数(株)
代表取締役 社長執行役員横田浩40,700
代表取締役 専務執行役員岩崎史哲3,142
取締役 常務執行役員井上智弘2,100
取締役 常務執行役員谷口隆英5,123
取締役 (監査等委員長)宮本陽司2,800
取締役 (監査等委員)末岡和正600
取締役 (監査等委員)水本伸子1,000
取締役 (監査等委員)石塚啓-
取締役 (監査等委員)近藤直900
取締役 (監査等委員)斉藤史郎-

株式会社トクヤマの従業員数・平均年収・平均勤続年数の推移

有価証券報告書の「従業員の状況」に基づく年次推移(直近5年)。 従業員数・平均年収は提出会社(単体)の値です。 持株会社の場合は本社人員のみが集計対象となるため、グループ全体の平均年収とは大きく異なることがあります。

年度従業員数平均年齢平均勤続年数平均年収
2025年度2,593人41.44歳16.95年732万円
2024年度2,520人41.28歳16.92年683万円
2023年度2,459人41.27歳17年704万円
2022年度2,315人41.39歳17.57年722万円
2021年度2,256人41.53歳17.93年736万円

株式会社トクヤマの大株主・株主構成

最新の有価証券報告書に記載されている大株主(上位10名)。

順位株主名所有株式数(千株)所有比率
1日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)11,51015.97%
2株式会社日本カストディ銀行 (信託口)4,5186.26%
3日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタート ラスト信託銀行株式会社)2,1743.01%
4JPモルガン証券株式会社2,0132.79%
5株式会社山口銀行 (常任代理人 日本マスタート ラスト信託銀行株式会社)1,5962.21%
6明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カ ストディ銀行)1,4882.06%
7BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ 銀行)1,4782.05%
8トクヤマ従業員持株会1,4261.97%
9STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常任代理人 株式会社みずほ 銀行決済営業部)1,3111.81%
10NORTHERN TRUST GLOBAL SERVICES SE, LUXEMBOURG RE LUDU RE: UCITS CLIENTS 15.315 PCT NON TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東 京支店)1,2541.74%

株式会社トクヤマの事業内容

株式会社トクヤマ(E00768) 有価証券報告書 3 【事業の内容】 当社および当社の関係会社(当社、子会社51社および関連会社33社(2025年3月31日現在)により構成)においては、 化成品、セメント、電子先端材料、ライフサイエンス、環境事業の5つの報告セグメントでの事業を主として行っており ます。各セグメントにおける当社および関係会社の位置付け等は次のとおりです。 なお、次の5つのセグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント 情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一です。また、当連結会計年度より一部関係会社の報告セグメントの区分を 変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報 等)」をご参照ください。 <化成品セグメント> 化成品セグメントにおいては、苛性ソーダ、ソーダ灰、塩化カルシウム、重炭酸ナトリウム、珪酸ソーダ、水素、 塩化ビニルモノマー、塩化ビニル樹脂、酸化プロピレン、塩素系溶剤等を製造・販売しております。 ≪主な関係会社≫ (製造販売) サン・アロー化成㈱ (販売) ㈱トクヤマソーダ販売 <セメントセグメント> セメントセグメントにおいては、セメント、生コンクリート、セメント系固化材等の製造・販売および資源リサイ クルを行っております。 ≪主な関係会社≫ (製造販売) 広島トクヤマ生コン㈱、Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.、東京トクヤマコンクリート㈱、西部徳山生コンク リート㈱、川崎徳山生コンクリート㈱、九州徳山生コンクリート㈱、中国生コンクリート㈱、㈱しろかわ、㈱トク ヤマエムテック、山陽徳山生コンクリート㈱、山口エコテック㈱ (販売) トクヤマ通商㈱ <電子先端材料セグメント> 電子先端材料セグメントにおいては、多結晶シリコン、乾式シリカ、四塩化珪素、窒化アルミニウム、電子工業用 高純度イソプロピルアルコール、フォトレジスト用現像液、工業用イソプロピルアルコール等を製造・販売しており ます。 ≪主な関係会社≫ (製造販売) TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD.、徳山化工(浙江)有限公司、台湾徳亞瑪股份有限公司、Tokuyama Singapore Pte. Ltd.、台塑德山精密化學股份有限公司、STAC Co., Ltd.、TDパワーマテリアル㈱、韓徳化学㈱ (販売) ㈱トクヤマソーダ販売 <ライフサイエンスセグメント> ライフサイエンスセグメントにおいては、医療診断システム、歯科器材、医薬品原薬・中間体、プラスチックレン ズ関連材料、微多孔質フィルム等を製造・販売しております。 ≪主な関係会社≫ (製造販売) 上海徳山塑料有限公司、㈱エイアンドティー、㈱トクヤマデンタル (販売) 愛研徳医療器械貿易(上海)有限公司、Tokuyama Dental Italy S.r.l.、Tokuyama Dental Deutschland GmbH、 Tokuyama Dental America Inc. 株式会社トクヤマ(E00768) 有価証券報告書 <環境事業セグメント> 環境事業セグメントにおいては、イオン交換膜等を製造・販売および廃石膏ボードリサイクルを行っております。 ≪主な関係会社≫ (製造販売) ㈱トクヤマ・チヨダジプサム、㈱FLトクヤマ、㈱アストム、㈱エクセルシャノン <その他> 報告セグメントに含まれないその他の事業としては、海外での当社グループの製品販売、運送業、不動産管理業等 を行っております。 ≪主な関係会社≫ トミテック㈱、Tokuyama Singapore Pte. Ltd.、徳玖山国際貿易(上海)有限公司、Tokuyama Korea Co., Ltd.、 徳玖山(上海)管理有限公司、周南システム産業㈱、トクヤマ海陸運送㈱、共栄石油㈱、周南バルクターミナル ㈱、德山台灣股份有限公司、クアーズテック徳山㈱、徳山ポリプロ㈱、西日本レジコート㈱、フィガロ技研㈱ 株式会社トクヤマ(E00768) 有価証券報告書 〔事業系統図〕 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりです。

株式会社トクヤマの子会社・関連会社(上位15社)

有価証券報告書「関係会社の状況」に基づく主要子会社・関連会社。

会社名区分所在地事業内容議決権比率
㈱トクヤマソーダ販売 (注)1-東京都中央区ソーダ灰、塩 化 カ ル シ ウ ム 、 工 業 用 IPA、その他化 学品の仕入・ 販売100.0%
サン・アロー化成㈱-山口県周南市塩化ビニル 樹脂製品の 製造・販売100.0%
広島トクヤマ生コン㈱ (注)2-広島県安芸郡坂町生コンクリー トの製造・販 売67.2%
Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.-フランス領ニュー カレドニアセメントの 製造・販売75.7%
東京トクヤマコンクリート㈱-東京都江東区生コンクリー トおよびコン クリート製品 の製造・販売99.9%
西部徳山生コンクリート㈱-山口県周南市生コンクリー トの製造・販 売100.0%
川崎徳山生コンクリート㈱ (注)2-川崎市川崎区生コンクリー トの製造・販 売100.0%
九州徳山生コンクリート㈱ (注)2-福岡市東区生コンクリー トの製造・販 売100.0%
中国生コンクリート㈱-広島市南区生コンクリー トの製造・販 売52.3%
㈱しろかわ-愛媛県東温市生コンクリー トの製造・販 売100.0%
㈱トクヤマエムテック-東京都中央区建築材料およ び化学製品の 加工・販売100.0%
トクヤマ通商㈱-東京都中央区セメント、生 コ ン ク リ ー ト、各種建設 資 材 等 の 仕 入・販売100.0%
TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD. (注)1-ベトナム バリアブンタウ省半導体用多結 晶シリコンの 製造・販売100.0%
徳山化工(浙江)有限公司 (注)1-中華人民共和国浙 江省嘉興市乾式シリカ、 高純度塩化シ ランおよび電 子工業用高純 度 薬 品 の 製 造・販売100.0%
台湾徳亞瑪股份有限公司 (注)2-中華民国新竹市電子工業用 高純度薬品の 製造・販売50.0%

株式会社トクヤマの沿革(30件)

有価証券報告書「沿革」セクションから自動抽出し、内容からM&A・新事業・国際展開などのカテゴリを推定して色分け表示しています。

設立×20M&A×3新事業×1組織×1
2024
設立8月

ベトナムに半導体用多結晶シリコンの製造販売子会社 TOKUYAMA VIETNAM CO., LTD.(現 連結子会社) を設立

その他1月

つくば第二研究所新設

設立4月

に当社に吸収合併)を設立

2022
設立8月

韓国に電子工業用高純度IPAの製造販売会社 STAC Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立

設立2月

台湾に研究開発とマーケティングを行う現地法人 德山台湾研究開発中心股份有限公司(現 德山台灣股 份有限公司(現 連結子会社))を設立

2021
M&A12月

リーフレタスの生産・販売を行う農業法人 株式会社トクヤマゆうゆうファーム(現 連結子会社)を設 立

2020
設立10月

台湾に電子工業用高純度IPAの製造販売会社 台塑德山精密化學股份有限公司(現 連結子会社)を設立

2018
M&A7月

総合物流会社 徳山海陸運送株式会社(現 トクヤマ海陸運送株式会社(現 連結子会社))の全株式を 取得

2017
その他5月

Tokuyama Malaysia Sdn. Bhd. の全株式を譲渡

2014
設立3月

ソーダ灰・塩化カルシウムの共同事業会社 トクヤマ・セントラルソーダ株式会社(現 株式会社トクヤ マソーダ販売(現 連結子会社))を設立

2013
設立6月

フランス領・ニューカレドニアのセメント製造販売会社の株式を取得し、Tokuyama Nouvelle Calédonie S.A.(現 連結子会社)を設立

2011
設立8月

廃石膏ボードリサイクル事業会社 株式会社トクヤマ・チヨダジプサム(現 連結子会社)を設立

2009
設立8月

マレーシアに多結晶シリコンの製造販売会社 Tokuyama Malaysia Sdn. Bhd.を設立

2008
設立8月

周南バルクターミナル株式会社(現 連結子会社)を設立

設立1月

韓国現地法人 Tokuyama Korea Co., Ltd.(現 連結子会社)を設立

2007
設立2月

窒化アルミニウム白板の製造販売会社 TDパワーマテリアル株式会社(現 連結子会社)を設立

2005
設立9月

中国現地法人 徳玖山国際貿易(上海)有限公司(現 連結子会社)を設立

設立9月

中国に乾式シリカの製造販売会社 徳山化工(浙江)有限公司(現 連結子会社)を設立

1996
設立8月

台湾現地法人 台湾徳亞瑪股份有限公司(現 連結子会社)を設立

設立6月

シンガポールに電子工業用高純度薬品の製造会社 Tokuyama Electronic Chemicals Pte. Ltd.(現 Tokuyama Singapore Pte. Ltd.(現 連結子会社))を設立

1994
設立4月

医療診断システムの製造販売会社 株式会社エイアンドティー(現 連結子会社)を設立

組織4月

商号を株式会社トクヤマに変更

1989
設立8月

ドイツ現地法人 Tokuyama Europe GmbH(現 連結子会社)を設立

その他5月

つくば研究所新設

1988
設立9月

徳山科学技術振興財団を設立

1987
M&A2月

サンフランシスコ支店(現 アメリカ現地法人 Tokuyama America, Inc.(現 連結子会社))を開設

1985
その他4月

鹿島工場新設

1984
新事業7月

東工場において多結晶シリコンの製造を開始

1978
設立3月

歯科器材の製造販売会社 トーワ技研株式会社(現 株式会社トクヤマデンタル(現 連結子会社))を 設立

1972
その他11月

技術研究所(現 徳山研究所)新設

株式会社トクヤマのAI業績分析レポート(2025年度)

株式会社トクヤマ|2025年 詳細業績レポート(v10)

数字で見る2025年

売上高: 3,430.7億円 (+0.3%) (XBRL)
営業利益: 295.9億円 (+12.5%) (XBRL)
EBITDA: 492.8億円 / EBITDAマージン: 14.4% (XBRL)
純利益: 233.9億円 (+31.8%) (XBRL)
粗利率: 31.5% / 営業利益率: 8.6% (XBRL)
営業CF: 523.7億円 (XBRL)
FCF: 276.9億円 (XBRL)
自己資本比率: 57.5% (前年: 56.8%, 差分: +0.7pt) (XBRL)
現金及び現金同等物(Cash & Equivalents): 755.4億円 (XBRL)
有利子負債(Interest-bearing Debt): 1,010.9億円 (XBRL)
Net Debt(有利子負債-現金): 255.5億円 (XBRL)
Net Debt/EBITDA: 0.52x (XBRL)
D/Eレシオ: 0.37x (XBRL)
ROE: 8.5% / ROA: 4.9% / ROIC: 5.5% (XBRL)
1株配当: 95円 (XBRL)
配当性向: 29.2% (XBRL)

📈 時系列推移(XBRL)

項目20252024202320222021
売上高3430.7億3419.9億3517.9億2938.3億3024.1億
営業利益295.9億262.9億147.8億258.6億308.0億
EBITDA492.8億439.8億355.6億455.7億478.0億
純利益233.9億177.5億93.6億280.0億245.3億
営業利益率8.6%7.7%4.2%8.8%10.2%
ROE8.5%6.8%3.9%12.0%11.9%
ROIC5.5%5.4%2.7%5.7%7.4%
自己資本比率57.5%56.8%50.5%53.8%53.1%
流動比率256.9%209.5%287.5%218.8%239.8%
営業CF523.7億558.3億-118.0億259.9億433.1億
FCF276.9億260.6億-474.8億-73.8億168.6億
Net Debt/EBITDA0.5x0.8x1.9x0.0x0.0x
CCC(日)82.386.7101.167.263.6
設備投資246.8億297.7億356.8億333.6億264.5億
R&D費160.7億144.5億136.3億126.4億108.5億

今年起きたこと(トップ3)

1.売上高が前年同期比2.6%増の343,073百万円に推移 (P.1)
2.経常利益が前年同期比10.4%増の29,588百万円と改善 (P.1)
3.自己資本比率が48.0%から54.9%と改善 (P.1)

業績変化の理由

売上高 +0.3%の要因

半導体向け多結晶シリコンの販売数量増加 (P.3)
ICケミカル収益改善 (P.3)
乾式シリカ製造コスト低減 (P.3)
欧米を中心とした歯科充填用コンポジットレジンの需要拡大 (P.3)
水素関連事業の成長 (P.3)
半導体関連製品の堅調な販売 (P.6)
電子先端材料セグメントの大幅な増益 (P.6)

営業利益 +12.5%の要因

半導体関連製品の販売が堅調に推移 (P.2)
製造コストの改善が進んだ (P.2)

コスト構造の変化

粗利率: 31.5% (前年: 29.1%, +2.4pt) (XBRL)
販管費率: 22.8% (前年比: +1.2pt) (XBRL)
売上原価: 前期比3.1%減少 (P.2)
販売費及び一般管理費: 前期比5.8%増加 (P.2)

為替・価格転嫁の影響

セグメント別ハイライト

化成品:

売上高: 1,149.2億円
営業利益: 108.3億円
営業利益率: 9.4%

セメント:

売上高: 643.1億円
営業利益: 74.5億円
営業利益率: 11.6%

電子先端 材料:

売上高: 862.2億円
営業利益: 95.8億円
営業利益率: 11.1%

ライフ サイエンス:

売上高: 419.3億円
営業利益: 78.2億円
営業利益率: 18.6%

環境事業:

売上高: 49.4億円
営業利益: 0.5億円
営業利益率: 1.1%

その他:

売上高: 307.5億円
営業利益: 21.6億円
営業利益率: 7.0%

その他の地域:

売上高: 19.3億円
営業利益: N/A

地域別売上高

日本: 1,354.0億円
アジア: 349.6億円

セグメント詳細分析

株式会社トクヤマ セグメント別業績と主力商材

1. (セメントセグメント)

主力製品・サービス: セメント
好調・不調の理由: 国内出荷は前期比で微減となったものの、適正な販売価格を維持し、製造コストの改善が進んだことによる増益。 [P.3]

2. (電子先端材料セグメント)

主力製品・サービス: 半導体向け多結晶シリコン、ICケミカル、乾式シリカ、放熱材
好調・不調の理由: 半導体関連製品の堅調な販売により増収となった。特に、台塑徳山精密化學股份有限公司の稼働率向上による収益改善や円安の影響などが要因。 [P.3]

3. (ライフサイエンスセグメント)

主力製品・サービス: 歯科器材、プラスチックレンズ関連材料、医薬品原薬・中間体
好調・不調の理由: 海外向け販売数量が堅調に推移したものの、歯科器材の拡販に向けた販売費や研究開発費が増加したことなどが要因。 [P.3]

4. (環境事業セグメント)

主力製品・サービス: イオン交換膜、廃石膏ボードリサイクル、樹脂サッシ
好調・不調の理由: イオン交換膜の出荷減少により減益となった。 [P.3]

注力分野・成長分野:

電子先端材料セグメントは半導体関連製品の堅調な販売により増収を達成しており、今後もこの分野への投資を強化していく方針である。 [P.5]

投資・財務の状況

設備投資・研究開発

設備投資: 246.8億円 (XBRL)
R&D費: 160.7億円(対売上高: 4.7%) (XBRL)
主な投資内容: 半導体用多結晶シリコン製造販売子会社設立、マレーシアでの共同生産 (P.2)

財務体質・キャッシュフロー

自己資本比率: 57.5% (XBRL)
Net Debt/EBITDA: 0.52x (XBRL)
FCF: 276.9億円 (XBRL)
営業CF: 523.7億円 (XBRL)
運転資本増加の理由: 売上債権・在庫増加による現金流出 (XBRL)

株主還元

1株配当: 95円 (XBRL)
配当性向: 29.2% (XBRL)

B/S構造・運転資本分析

資産・負債構成(B/S Structure)

流動比率: 256.9%(前年: 209.5%) (XBRL)
流動資産比率: 49.3% (2,346.3億円) (XBRL)
固定資産比率: 50.7% (2,415.8億円) (XBRL)
有形固定資産(PPE): 1,722.9億円 (36.2%) (XBRL)
のれん: 0.7億円 (XBRL)
無形固定資産: 42.1億円 (XBRL)

運転資本・CCC分析(Working Capital)

運転資本: 1,432.9億円(前年: 1,138.4億円) (XBRL)
CCC: 82.3日(前年: 86.7日) (XBRL)
売上債権回転日数: 79.3日(前年: 82.4日) (XBRL)
棚卸資産回転日数: 74.0日(前年: 76.7日) (XBRL)
仕入債務回転日数: 71.0日(前年: 72.4日) (XBRL)

投資効率(Investment Efficiency)

Capex/減価償却比率: 114.8% (XBRL)
R&D/売上高比率: 4.7% (XBRL)
Capex Intensity: 7.2% (XBRL)

株主構成(Shareholder Structure)

金融機関: 34.4% (XBRL)
外国法人等: 28.6% (XBRL)
個人: 22.6% (XBRL)
株主数: 30,599名 (XBRL)
従業員数: 5,782名 (XBRL)

経営戦略・今後の見通し

中期経営計画のポイント

電子・健康・環境分野への投資強化 (P.1)
連結売上高比率を2025年度に50%以上、2030年度に60%以上に引き上げる (P.1)
ベトナムでの半導体用多結晶シリコン製造販売子会社設立 (P.2)
マレーシアでのOCIグループとの共同生産 (P.2)
鹿島工場の新棟建設による歯科充填用コンポジットレジン供給能力増強 (P.2)
北海道での太陽光パネルリサイクル事業開始 (P.2)

来期の見通し

リスクと対応

脱炭素社会への対応リスク: 環境対策委員会、保安対策委員会、サステナビリティ委員会による連携対応 (P.7-9)
事業機会の喪失リスク: 気候変動による新たな事業機会の検討 (P.4)

🏦 投資家向け追加分析(GS MD Level)

経営陣の実績・実行力

中期経営計画2025の売上高比率目標達成 (P.9)
ROE前年比+31.8%の大幅上昇 (P.9)

業界内競争ポジション

電子分野: ベトナムでの子会社設立、マレーシアでの共同生産 (P.3)
健康分野: 鹿島工場の自動化システム導入 (P.3)
環境分野: 太陽光パネルリサイクル事業、水素化マグネシウム製造 (P.3)

資本配分の優先順位

注目すべきポイント(Bulls/Bears)

ポジティブ要因

1.電子先端材料セグメントの大幅な増益(半導体需要拡大)
2.環境事業における新規リサイクル事業の開始

リスク・懸念材料

1.環境事業セグメントの売上高大幅減少(イオン交換膜出荷減少)
2.ライフサイエンスセグメントの営業利益減少(販売費・研究開発費増加)

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