中外製薬株式会社(4519)の決算・業績分析
中外製薬株式会社の2025年有価証券報告書をAI分析。売上高1.26兆円(+13.2%)。営業利益5,988億円。医薬品。
目次
中外製薬株式会社の2025年度 業績サマリー
中外製薬株式会社(証券コード: 4519)の2025年度決算・業績分析。売上高は1.26兆円(前年比+13.2%)。営業利益は5,988億円(前年比+36.4%)。純利益は4,340億円(前年比+33.3%)。有価証券報告書を基に、業績変化の要因・リスク・見通し・セグメント構成を AI が分析しました。
中外製薬株式会社の従業員数(提出会社単体)は5,026人、 平均年収は1207万円、平均年齢42歳、平均勤続年数15年です。平均年収は有価証券報告書の提出会社(単体)ベースで、持株会社の場合はグループ全体の平均と大きく異なることがあります。
中外製薬株式会社の2024年度 注目ポイント
※ 直近の2025年度XBRLデータは取込済みですが、AI分析は2024年度の10-Kを対象としています。
- 2023年度より売上収益から製品譲渡に係る収益を除外。また、製品譲渡に係る収益に関連するキャッシュ・フローは、従来の「営業活動によるキャッシュ・フロー」から、「投資活動によるキャッシュ・フロー」へ変更している。
- 2020年7月1日を効力発生日として普通株式を1株につき3株の割合で株式分割を行っている。
- 2024年には、ダブルマテリアリティ(環境や社会が企業に与える影響(財務マテリアリティー)と企業活動が環境や社会に与える影響(インパクトマテリアリティ))の考え方に基づいて、リスクと機会を分析し、総合的にマテリアリティの見直しを行いました。
- 2021年に成長戦略「TOP I 2030」を策定
- 中期(3年)経営計画を廃止し、長期目標からバックキャストして現状とのギャップを埋めるための中間(3〜5年後)目標を中期マイルストンとして設定・管理
中外製薬株式会社の売上高変化の要因
- •製商品売上高の増加: 新製品「フェスゴ」「バビースモ」の伸長と主力品(ヘムライブラ、アクテムラ)の好調推移
- •海外製商品売上高の増加: ロシュ向けヘムライブラ輸出の大幅増加
- •その他の売上収益の増加: 一時金収入の増加
中外製薬株式会社の営業利益変化の要因
- •売上収益の増加: 製商品売上高とその他の売上収益の伸長
- •製商品原価率の改善: 製品別売上構成比の変化により、原価率が前年比で8.4ポイント改善
中外製薬株式会社の事業リスクと対応
世界人口の増加と各国における高齢化進展に伴い、医薬品への期待・ニーズが高まることによる競争激化
各国において医療費等の社会保障費増加により財政が逼迫し、薬剤費を含む医療費の抑制政策が厳しくなることによる収益圧力
地政学リスクやエネルギー価格、インフレ等による事業運営の不確実性の高まり
気候変動リスク
対応: 温室効果ガスの排出量の削減とエネルギーの効率的使用の実現に向けて、ロシュをはじめ外部パートナーやアカデミアとの連携による新たな環境対策の創出及び推進
中外製薬株式会社の今後の見通し・業績予想
中外製薬株式会社の配当金・配当利回り推移(直近5年)
有価証券報告書ベースの1株当たり配当金(DPS)、配当性向、EPSの年次推移。
| 年度 | 1株配当(円) | 配当性向 | EPS(円) |
|---|---|---|---|
| 2025年度 | 178.33 | 67.6% | 263.73 |
| 2024年度 | 79.36 | 33.7% | 235.39 |
| 2023年度 | 78.37 | 39.6% | 197.83 |
| 2022年度 | 82.32 | 36.2% | 227.64 |
| 2021年度 | 58.75 | 31.9% | 184.29 |
中外製薬株式会社の役員一覧(取締役・執行役員)
最新の有価証券報告書に記載されている役員(上位10名)。
| 役職 | 氏名 | 所有株式数(株) |
|---|---|---|
| 代表取締役社長 | 奥田修 | 191 |
| 取締役 上席執行役員 | 谷口岩昭 | 6 |
| 取締役 上席執行役員 | 飯倉仁 | 7 |
| 取締役 | 桃井眞里子 | - |
| 取締役 | 立石文雄 | - |
| 取締役 | 寺本秀雄 | - |
| 取締役 | トーマス・シネッカー | - |
| 取締役 | テレッサ・エイ・グラハム | - |
| 取締役 | ボリス・エル・ザイトラ | - |
| 常勤監査役 | 山田茂裕 | 1 |
中外製薬株式会社の従業員数・平均年収・平均勤続年数の推移
有価証券報告書の「従業員の状況」に基づく年次推移(直近5年)。 従業員数・平均年収は提出会社(単体)の値です。 持株会社の場合は本社人員のみが集計対象となるため、グループ全体の平均年収とは大きく異なることがあります。
| 年度 | 従業員数 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年収 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年度 | 5,026人 | 42歳 | 15年 | 1207万円 |
| 2023年度 | 4,903人 | 42歳 | 15年 | 1198万円 |
| 2022年度 | 5,103人 | 43歳 | 16年 | 1214万円 |
| 2021年度 | 5,044人 | 43歳 | 16年 | 1156万円 |
| 2020年度 | 4,876人 | 43歳 | 16年 | 1100万円 |
中外製薬株式会社の大株主・株主構成
最新の有価証券報告書に記載されている大株主(上位10名)。
| 順位 | 株主名 | 所有株式数(千株) | 所有比率 |
|---|---|---|---|
| 1 | ROCHE HOLDING LTD (常任代理人 西村あさひ法 律事務所) | 1,005,670 | 61.11% |
| 2 | 日本マスタートラスト信託銀 行株式会社(信託口) | 143,365 | 8.71% |
| 3 | 株式会社日本カストディ銀行 (信託口) | 56,749 | 3.44% |
| 4 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みず ほ銀行決済営業部) | 29,340 | 1.78% |
| 5 | STATE STREET BANK WEST CLIENT-TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みず ほ銀行決済営業部) | 15,034 | 0.91% |
| 6 | JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みず ほ銀行決済営業部) | 14,452 | 0.87% |
| 7 | JPモルガン証券株式会社 | 9,987 | 0.60% |
| 8 | NORTHERN TRUST CO.(AVFC) SUB A/C AMERICAN CLIENTS (常任代理人 香港上海銀行 東京支店 カストディ業務 部) | 9,334 | 0.56% |
| 9 | JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みず ほ銀行決済営業部) | 9,240 | 0.56% |
| 10 | 住友生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本 カストディ銀行) | 9,000 | 0.54% |
中外製薬株式会社の事業内容
中外製薬株式会社(E00932) 有価証券報告書 3【事業の内容】 当企業集団は、連結財務諸表提出会社(以下、「当社」という。)、子会社15社及び親会社の子 会社2社により構成されており、主な事業内容と企業集団を構成する各会社の当該事業に係る位置 づけの概要は次のとおりであります。 医薬品事業18社 国内事業:当社が製造した医薬品を、全国の特約店を通じて販売しております。製造について は、一部医薬品の原材料をエフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッド[本社:スイ ス]から購入しております。また、中外製薬工業㈱及びジェネンテック・インコー ポレーテッド[本社:米国]に医薬品の製造を委託しております。研究業務につい ては、㈱中外医科学研究所に医薬品の研究業務の一部を委託しており、また同社に 研究用施設等の管理業務を委託しております。 開発業務については、㈱中外臨床研究センターに臨床開発業務の一部を委託してお ります。 また、中外製薬ビジネスソリューション㈱は当社の事務処理業務を請け負っており ます。 海外事業:欧州では、中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッドが販売統轄会社として位置づけ られております。 エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドが当社一部製品を輸入し販売しておりま す。 欧州において、中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド及び中外ファーマ・ユー・ ケー・リミテッドが英国における販売活動を、中外ファーマ・フランス・エスエー エスが欧州における輸入販売及びフランスにおける販売活動を、中外ファーマ・ ジャーマニー・ジーエムビーエイチがドイツにおける販売活動を行っております。 台湾において、台湾中外製薬股份有限公司が医薬品の販売を行っております。中国 においては、日健中外製薬有限公司が医薬品の販売を行い、医薬品学術情報を提供 しております。また、泰州日健中外製薬工業有限公司が医薬品の生産を行っており ます。 海外での研究開発活動は、中外ファーマ・ユー・エス・エー・インコーポレーテッ ド(米国)、中外ファーマ・ヨーロッパ・リミテッド(英国)、日健中外製薬有限 公司(中国)及び台湾中外製薬股份有限公司(台湾)が医薬品の開発・申請業務 を、中外ファーマボディ・リサーチ・ピーティーイー・リミテッド(シンガポー ル)が医薬品の研究を行っております。 また、中外ベンチャー・ファンド・エルエルシー(米国)がスタートアップへの投 資活動を行っております。 中外製薬株式会社(E00932) 有価証券報告書 企業集団の関係概要図は次のとおりであります。 2024年12月31日現在 ・子会社のうち、上場している会社はありません。 ・2024年3月に中外ファーマ・フランス・エスエーエスと中外ファーマ・ヨーロッパ・ロジスティク ス・エスエーエスを、前者を存続会社として統合しております。
中外製薬株式会社の子会社・関連会社(上位15社)
有価証券報告書「関係会社の状況」に基づく主要子会社・関連会社。
| 会社名 | 区分 | 所在地 | 事業内容 | 議決権比率 |
|---|---|---|---|---|
| (親会社) ロシュ・ホールディング・リミテッド | - | スイス バーゼル市 | 持株会社 | 61.1% |
| 株式会社 中外医科学研究所 | 連結子会社 | 神奈川県 横浜市 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 株式会社 中外臨床研究センター | 連結子会社 | 東京都 中央区 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ファーマ・ ユー・エス・ エー・インコーポレーテッド | 連結子会社 | 米国 ニュー ジャージー 州 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ベンチャー・ ファンド・ エルエルシー | 連結子会社 | 米国 マサチュー セッツ州 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ファーマ・ ヨーロッパ・リミテッド | 連結子会社 | 英国 ロンドン市 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ファーマ・ ユー・ケー・リミテッド | 連結子会社 | 英国 ロンドン市 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ファーマ・ フランス・エスエーエス | 連結子会社 | フランス ピュトー市 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ファーマ・ ジャーマニー・ ジーエムビーエイチ | 連結子会社 | ドイツ フランク フルト市 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 台湾中外製薬股份 有限公司 | 連結子会社 | 台湾 台北市 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 日健中外製薬有限 公司 | 連結子会社 | 中国 江蘇省 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 泰州日健中外製薬 工業有限公司 | 連結子会社 | 中国 江蘇省 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外ファーマボディ・リサーチ・ ピーティーイー・ リミテッド | 連結子会社 | シンガポー ル | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外製薬ビジネスソリューション株式会社 | 連結子会社 | 東京都 北区 | 医薬品 事業 | 100.0% |
| 中外製薬工業 株式会社 (注)3 | 連結子会社 | 東京都 北区 | 医薬品 事業 | 100.0% |
中外製薬株式会社の沿革(30件)
有価証券報告書「沿革」セクションから自動抽出し、内容からM&A・新事業・国際展開などのカテゴリを推定して色分け表示しています。
に中外ファーマ・フランス・エスエーエスと統合)へ 変更
中外ベンチャー・ファンド・エルエルシー設立(米国)
富士御殿場研究所及び鎌倉研究所(神奈川県)を閉鎖
中外ライフサイエンスパーク横浜建設(神奈川県)
中国における開発機能と販売機能等を統合(再編後名称:日健中外製薬有限公 司)
中外ファーマ・ジャーマニー・ジーエムビーエイチ設立(ドイツ)
泰州日健中外製薬工業有限公司設立(中国)
日健中外製薬有限公司設立(中国) 2015年 海外子会社組織を統合・再編 7月 欧州:開発機能と販売機能を統合(再編後名称:中外ファーマ・ヨーロッパ・リ ミテッド) 中国:医薬品学術情報提供機能と販売機能を統合(再編後名称:日健中外製薬有 限公司) 台湾:開発機能と販売機能を統合(再編後名称:台湾中外製薬股份有限公司) EDINET提出書類 中外製薬株式会社(E00932) 有価証券報告書 10月 米国:米国の持株会社と開発子会社を統合(再編後名称:中外ファーマ・ユー・ エス・エー・インコーポレーテッド)
中外ファーマボディ・リサーチ・ピーティーイー・リミテッド設立(シンガポー ル)
中外製薬工業㈱ 鎌倉工場を閉鎖
浮間工場、藤枝工場、宇都宮工場及び鎌倉工場(神奈川県)における医薬品等の 製造に関する事業を、会社分割により、子会社である中外製薬工業㈱(東京都) に承継
筑波研究所を閉鎖 6月 鏡石工場及び東北中外製薬㈱(福島県)をニプロ㈱に譲渡
一般用医薬品事業をライオン㈱に譲渡、永光化成㈱の殺虫剤製造事業をライオン パッケージング㈱に譲渡
高田研究所と松永工場を閉鎖
持株会社中外ユー・エス・エー・インコーポレーテッド設立(米国、現在 中外 ファーマ・ユー・エス・エー・インコーポレーテッド) 9月 中外診断科学㈱の全株式を富士レビオ㈱に譲渡 9月 ジェン・プローブ・インコーポレーテッドをスピンオフ 10月 エフ・ホフマン・ラ・ロシュ・リミテッドとの戦略的アライアンスに基づき、中 外製薬㈱と日本ロシュ㈱が合併し、ロシュ・ホールディング・リミテッドが親会 社となる
筑波研究所開設(茨城県) 中外ファーマ・フランス・エスエーエス設立(フランス)
中外診断科学㈱設立(東京都) 12月 中外ファーマ・マーケティング・リミテッド設立(英国、現在 中外ファーマ・ ヨーロッパ・リミテッド)
中外バイオファーマシューティカルズ・インコーポレーテッド設立(米国)
中外ファーマ・ユーケー・リミテッド設立(英国)
宇都宮工場建設(栃木県)
ローヌ・プーラン社(フランス、現在 サノフィ)との合弁企業として、中外 ローヌ・プーラン設立(フランス、後 中外サノフィ−アベンティス・エスエヌ シーへ社名変更)
ジェン・プローブ・インコーポレーテッド買収(米国)
中惠薬品股份有限公司設立(台湾)
富士御殿場研究所建設(静岡県)
開設)を現地法人化し、中外ファーマ・ヨー ロッパ・リミテッド設立(英国)
血液分析器及び試薬を発売、臨床検査薬機器分野へ進出 3月 藤枝工場建設(静岡県)
綜合研究所建設(東京都・高田研究所)
浮間工場建設(東京都)
株式を東京証券取引所(現在 ㈱東京証券取引所)に上場
鏡石工場建設(福島県)
中外製薬株式会社のAI業績分析レポート(2024年度)
中外製薬株式会社|2024年 詳細業績レポート(v10)
数字で見る2024年
📈 時系列推移(XBRL)
| 項目 | 2024 | 2023 | 2022 | 2021 | 2020 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 11113.7億 | - | - | - | - |
| 営業利益 | 4391.7億 | - | - | - | - |
| EBITDA | - | - | - | - | - |
| 純利益 | 3254.7億 | - | - | - | - |
| 営業利益率 | 39.5% | - | - | - | - |
| ROE | - | - | - | - | - |
| ROIC | - | - | - | - | - |
| 自己資本比率 | - | - | - | - | - |
| 流動比率 | - | - | - | - | - |
| 営業CF | - | - | - | - | - |
| FCF | - | - | - | - | - |
| Net Debt/EBITDA | - | - | - | - | - |
| CCC(日) | - | - | - | - | - |
| 設備投資 | - | - | - | - | - |
| R&D費 | - | - | - | - | - |
今年起きたこと(トップ3)
業績変化の理由
売上高 N/Aの要因
営業利益 N/Aの要因
コスト構造の変化
為替・価格転嫁の影響
セグメント別ハイライト
医薬品事業
- 国内製商品売上高の増加(新製品の伸長と主力品の好調) (P.2)
- 海外製商品売上高の増加(ロシュ向け輸出の大幅増加) (P.2)
投資・財務の状況
設備投資・研究開発
財務体質・キャッシュフロー
株主還元
B/S構造・運転資本分析
資産・負債構成(B/S Structure)
運転資本・CCC分析(Working Capital)
投資効率(Investment Efficiency)
株主構成(Shareholder Structure)
銀行業分析(Banking Analysis)
※スコアボードに銀行業KPIセクションがないため、このセクションは省略。
感応度分析
為替感応度
原材料価格感応度
経営戦略・今後の見通し
中期経営計画のポイント
来期の見通し
リスクと対応
🏦 投資家向け追加分析(GS MD Level)
経営陣の実績・実行力
楥界内競争ポジション
資本配分の優先順位
注目すべきポイント(Bulls/Bears)
ポジティブ要因
リスク・懸念材料
医薬品の企業一覧
中外製薬株式会社と同じ「医薬品」セクターの企業
医薬品の業種別ランキング
中外製薬株式会社が属する「医薬品」内での各指標ランキング