1. 4社の主要指標サマリー(2025年度)
| 企業 | 売上高 | 営業利益率 | ROE | PER | 自己資本比率 |
|---|---|---|---|---|---|
| コマツ6301 | 4.10兆円 | — | 13.1% | 9.1倍 | 57.9% |
| クボタ6326 | 3.02兆円 | 10.5% | 8.4% | 9.3倍 | 45.5% |
| ダイキン工業6367 | 4.75兆円 | 7.7% | 9.2% | 17.8倍 | 55.8% |
| SMC6273 | 7,769億円 | 32.3% | 9.5% | 30.7倍 | 90% |
売上はダイキン(4.75兆円)が最大。SMCは営業利益率32.3%・自己資本比率90%と、機械業界では別格の高収益・好財務です。
2. 各社の特徴と事業構造
コマツ6301
売上 4.10兆円/営業利益率 —/ROE 13.1%/PER 9.1倍/自己資本比率 57.9%
建設機械で世界2位(首位は米キャタピラー)。鉱山機械や、機械の稼働を遠隔監視する「KOMTRAX」によるソリューション事業が強み。ROE13.1%・自己資本比率57.9%と収益性・財務ともに良好。資源価格と各国のインフラ投資が業績ドライバー。
クボタ6326
売上 3.02兆円/営業利益率 10.5%/ROE 8.4%/PER 9.3倍/自己資本比率 45.5%
農業機械(トラクター)で世界的なブランド。北米・アジアの農機需要が収益の柱で、水・環境(パイプ、ポンプ)事業も持つ。PBR0.78倍と1倍割れで、農機市況の調整局面を株価が織り込んでいる。
ダイキン工業6367
売上 4.75兆円/営業利益率 7.7%/ROE 9.2%/PER 17.8倍/自己資本比率 55.8%
空調機器(エアコン)で世界首位。住宅用から業務用、冷媒(フッ素化学)まで手がける。気候変動・新興国の所得向上で空調需要は構造的な成長分野。4社で最も「成長株」として評価され、PER17.8倍とやや高め。
SMC6273
売上 7,769億円/営業利益率 32.3%/ROE 9.5%/PER 30.7倍/自己資本比率 90%
空気圧制御機器(FA用アクチュエータ等)で世界首位。営業利益率32.3%・自己資本比率90.0%は機械業界では別格。工場自動化(FA)の基幹部品を握る高収益企業。PER30.7倍とクオリティ株として高く評価される。
3. よくある質問(FAQ)
Q. 機械大手4社で最も売上が大きいのはどこですか?
A. 2025年度の売上高はダイキン工業が約4.75兆円で最大、次いでコマツ4.10兆円、クボタ3.02兆円、SMC7,769億円の順です。
Q. 機械大手4社で最も営業利益率が高いのはどこですか?
A. SMC(空気圧制御機器)が営業利益率32.3%で突出しています。これはFA(工場自動化)の基幹部品を握る高付加価値ビジネスによるものです。
Q. コマツとクボタの違いは何ですか?
A. コマツは建設機械・鉱山機械で世界2位、クボタは農業機械(トラクター)と水・環境事業が中心です。コマツは資源・インフラ投資、クボタは農業市況の影響を受けます。
4. データの出典
本記事の業績数値(売上高・営業利益・ROE・自己資本比率)は、各社が金融庁の開示システムEDINETに提出した有価証券報告書(2025年度=2026年3月期等の本決算)のXBRLデータを、金脈コードが独自に抽出・集計したものです。 PER・PBR・配当利回りは1株当たり指標を直近の株価で計算したもので、株価変動により日々変化します。データ抽出時点は2026年5月です。 一部の指標は会計基準や開示区分により算出できない場合があり、その際は「—」と表示しています。 本記事は企業比較を目的とした情報提供であり、投資助言ではありません。投資判断の最終責任はご自身でお願いします。
日本の機械業界 — グローバルニッチトップ
業績を左右する論点 — グローバル経済・為替・サイクル
機械業界の今後 — 自動化・グリーン化・新興国
機械4社の詳細財務 + 地域別売上
よくある質問
Q. 機械4社のうち、どれが投資先?
A. ダイキン (空調世界トップ、安定成長)、コマツ (建機自動化、配当狙い)、クボタ (農機グローバル展開)。SMC は FA で安定だが PER 高め。事業特性で選別。
Q. コマツは中国景気悪化でどうなる?
A. 中国売上比率約15%、影響あるが致命的ではない。北米 (シェア 30%) と新興国でカバー。ICT 建機・自動運転で長期差別化、中長期成長期待。
Q. ダイキンの強みは?
A. ①世界エアコン市場 No.1 ②インバーター技術 ③省エネ・ヒートポンプ ④グローバル展開 (海外比率 75%) ⑤R&D 投資集中。長期成長 + 配当のバランス銘柄として人気。
Q. 機械株は景気敏感ですか?
A. 中程度。建機・農機・FA は設備投資サイクルに敏感、空調は比較的安定。景気後退期は機械株全般が売られやすいが、優良銘柄は長期保有でリターン獲得可能。